本文へスキップ

バラ星雲とは?

ばらせいうん

バラ星雲とは、いっかくじゅう座に位置するバラの花に似た形の美しい散光星雲で、活発な星形成領域として知られています。

バラ星雲NGC 2237〜2246)は、いっかくじゅう座の方向に約5,200光年の距離に位置する大型の散光星雲です。その名のとおり、バラの花びらのように広がる美しい形状が特徴で、天体写真の被写体として天文ファンに人気の高い星雲のひとつです。

バラ星雲は単一の天体ではなく、複数のNGCカタログ番号が付いた星雲と星団の複合体です。中心部には散開星団NGC 2244があり、この星団に含まれる高温の大質量星(O型星・B型星)が放出する強烈な紫外線や恒星風が周囲のガスを電離させ、バラ状の輝きを生み出しています。

星雲全体の直径はおよそ100〜130光年に及びます。水素ガスが電離して放つ赤い輝き(Hα線)が特に印象的で、天体写真では美しい赤みがかった花の姿として捉えられます。また、バラ星雲の内部では現在も新しい星の形成が進んでいる活発な星形成領域でもあります。

可視光での観測だけでなく、赤外線観測によって星雲内に埋まった若い星や原始星も発見されており、星の誕生メカニズムを研究するうえで重要な観測対象となっています。

使い方・例文

天体写真撮影の入門対象として「花のような星雲」として紹介されることが多く、天文雑誌や宇宙の解説動画で視覚的な例示として頻繁に登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語