ハロフィルとは?
はろふぃる
ハロフィルとは、高濃度の塩分環境を好んで生育する好塩性の微生物や生物の総称です。
ハロフィル(halophile)とは、高い塩分濃度の環境を好む生物の総称で、日本語では「好塩菌」「好塩性生物」とも呼ばれます。通常の生物には有害な高塩濃度の環境でも活発に代謝・増殖できる点が最大の特徴です。
- 弱好塩性:最適塩濃度がおよそ0.2〜0.5M(海水程度)
- 中等好塩性:最適塩濃度が0.5〜2.5M
- 極好塩性:飽和食塩水(約5M以上)でも生育できる
極好塩性のハロフィルは死海やグレートソルト湖など、塩分濃度が海水の数倍に達する環境に生息します。これらの微生物は細胞内に高濃度のカリウムイオンや有機溶質を蓄積することで、浸透圧バランスを保っています。
ハロフィルはアーキア(古細菌)に属するものが多く、ハロバクテリウム属などが代表例として知られています。学術的には極限環境微生物(エクストリモファイル)の一種として研究が盛んで、酵素の安定性や独自のエネルギー代謝が注目されています。また食品分野では、醤油や味噌、塩蔵食品の発酵に関わる好塩性微生物の利用が古くから行われています。
使い方・例文
ハロフィルは、塩田で赤みがかった水色を生み出す微生物としてしばしば話題になり、食品微生物学や極限環境の生命科学を扱う場面で登場します。
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