ハルマッタンとは?
はるまったん
ハルマッタンとは、西アフリカで冬季に吹く、サハラ砂漠から大西洋岸へ向かう乾燥した北東貿易風のことです。
ハルマッタン(Harmattan)は、西アフリカ地域において主に11月から3月にかけて卓越する、サハラ砂漠起源の乾燥した北東または東北東の季節風です。ギニア湾岸諸国からサヘル地帯にかけて広く影響を及ぼします。
この風は砂漠地帯を通過するため、大量の砂塵や砂を含んでおり、吹き込む地域では視界が著しく低下し、空が白く霞むことが多くなります。湿度は非常に低く、10〜20%を下回ることも珍しくないため、皮膚や粘膜の乾燥、ひび割れ、静電気の発生といった影響をもたらします。
現地では「医者殺しの風」とも呼ばれることがあり、その理由としては次の点が挙げられます。
- 気温の日較差が大きくなり体調を崩しやすい
- 空気の乾燥による呼吸器疾患の増加
- 砂塵による目や皮膚のトラブル
一方で、熱帯モンスーンが支配する雨季の蒸し暑さを和らげる効果もあり、農作物の乾燥・保存には好都合とされる側面もあります。気候変動に伴うサヘルの砂漠化が進むと、ハルマッタンの強度や発生頻度にも影響が出ると指摘されており、地域の環境問題と密接に結びついた気象現象です。
使い方・例文
ガーナやナイジェリアでは冬の時期、ハルマッタンによって空が霞み視界が悪化するため、航空機の欠航や交通障害が発生することがあります。
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