ハリオアマツバメ属とは?
はりおあまつばめぞく
ハリオアマツバメ属とは、尾羽の先が針状に突き出た特徴的な形をもつアマツバメの仲間で、空中生活に高度に適応した鳥類です。
ハリオアマツバメ属(学名:Hirundapus)は、アマツバメ目アマツバメ科に属する鳥類のグループです。「ハリオ(針尾)」の名が示すとおり、尾羽の軸(羽軸)が羽枝を超えて針状に突き出る独特の形状をもつことが最大の特徴です。
アマツバメ類は全般的に飛翔に特化しており、細長い鎌状の翼をもち、ツバメよりもさらに速く飛ぶことができます。ハリオアマツバメ属は世界最速クラスの鳥類のひとつとされ、水平飛行速度が時速150キロメートルを超えるとも言われます。脚が非常に短く、地上に降りることはほとんどなく、食事・水飲み・睡眠なども空中で行います。
日本で見られる代表種はハリオアマツバメ(Hirundapus caudacutus)で、夏鳥として飛来し、主に山地の崖や社寺の建物などに営巣します。巣は唾液と羽毛・木片などを固めて作られます。
分布はインド・東南アジアから東アジア・オーストラリアにかけて広がっており、渡りの際には長距離を移動します。昆虫を空中で捕食し、農業害虫を食べることから生態系サービスの観点でも重要視されています。
使い方・例文
「夏の山岳地帯の上空をハリオアマツバメ属の鳥が矢のような速さで飛び去った」というように、野鳥観察や山地での自然記録の場面で登場します。
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