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ハトラ遺跡とは?

はとら いせき

ハトラ遺跡とは、イラク北部に残るパルティア帝国時代の古代都市遺跡で、ローマ軍の侵攻にも耐えた堅固な城郭都市として知られます。

ハトラ遺跡(アラビア語:الحضر)は、現在イラク北部ニネヴェ県に位置する古代都市の廃墟です。紀元前3世紀から紀元後3世紀ごろに栄えたパルティア帝国の時代に建設されたとされ、1985年にユネスコ世界遺産に登録されました。

トラは砂漠の中に円形の二重城壁を巡らせた独特の都市構造を持ち、直径約2キロメートルに及ぶその堅固な防衛施設によってローマ皇帝トラヤヌスやセプティミウス・セウェルスの軍勢の攻略を退けたことでも歴史に名を残しています。都市はアラブ系の王によって統治される半独立的な要塞都市国家として機能し、東西交易路の要衝として繁栄しました。

遺跡内には神殿群が集まる神聖区域(テメノス)があり、太陽神シャムシュを主神として崇拝する神殿建築が残されています。ヘレニズム、パルティア、アラビアの各様式が融合した建築はこの地域の多文化的性格を示しています。

2015年には過激派組織によって遺跡の一部が破壊され、国際社会に衝撃を与えました。その後の保存・修復活動が続いています。

使い方・例文

「ハトラ遺跡を訪れると、砂漠の中にそびえるアーチ型の神殿柱廊が、東西文化の交差点であった往時の繁栄を物語っています。」

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