ハッブル宇宙望遠鏡とは?
はっぶるうちゅうぼうえんきょう
ハッブル宇宙望遠鏡とは、1990年に打ち上げられたNASAの宇宙望遠鏡で、大気の影響を受けずに宇宙を観測できる画期的な天文観測装置です。
ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope、HST)は、1990年4月にスペースシャトル「ディスカバリー」によって打ち上げられたNASAとESA(欧州宇宙機関)共同の宇宙望遠鏡です。地上約600キロメートルの低軌道を周回し、地球の大気による光の歪みや吸収を受けずに、可視光・紫外線・近赤外線での高精度観測を可能にしました。
打ち上げ直後は主鏡の研磨ミスが発覚して鮮明な画像が得られませんでしたが、1993年のスペースシャトルによる修理ミッションで補正光学系が取り付けられ、本来の性能を発揮するようになりました。以降、5回の修理・機器交換ミッションを経て観測精度と機能が大幅に向上しています。
ハッブル宇宙望遠鏡の主な成果は以下のとおりです。
- 宇宙の膨張が加速していることを示す観測データの提供
- 宇宙の年齢(約138億年)の精密な推定への貢献
- 銀河の形成・進化の研究を大きく進展させた深宇宙画像(ハッブル・ディープ・フィールド)
- ブラックホールや惑星状星雲の詳細な観測
その名前は宇宙の膨張を発見したアメリカの天文学者エドウィン・ハッブルに由来します。2021年に打ち上げられたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が後継機として活躍していますが、ハッブルも現在も観測を続けており、天文学史上最も成功した宇宙望遠鏡のひとつに数えられています。
使い方・例文
「ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した星雲の画像は、宇宙の美しさを一般の人々にも伝える象徴的な写真となっている」というように、天文学の普及や科学教育の文脈で頻繁に登場します。
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