本文へスキップ

ハチクマとは?

はちくま

ハチクマとは、タカ目タカ科に属する猛禽類で、スズメバチなどの蜂の巣を掘り起こしてその幼虫や蛹を主食とする、珍しい食性を持つ渡り鳥です。

ハチクマ(蜂熊、学名:Pernis ptilorhynchus)は、タカ目タカ科ハチクマ属に分類される猛禽類で、体長は55〜65cm程度ノスリに近いサイズです。名前の「ハチ」はスズメバチ類を主食とすることに由来し、「クマ」はずんぐりとした体型からきています。

ハチクマの最大の特徴はその食性です。鋭い嘴と爪で地中や樹上のスズメバチ・クロスズメバチの巣を掘り崩し、幼虫・蛹・成虫を食べます。ハチの毒針から身を守るため、顔周辺の羽毛が硬くウロコ状に密生しており、まるで鎧のような防護機能を持っています。

日本では夏鳥として飛来し、主に低山帯の広葉樹林で繁殖します。秋になると数千羽が群れを形成して渡りをおこない、愛知県の伊良湖岬や長崎県対馬などは国内有数のタカの渡り観察地として知られています。

羽色の個体変異が大きく、淡色型・暗色型・中間型があり、同一種とは気づきにくいほど外見が異なることも鳥類観察者の興味を引きます。越冬地は東南アジアや南アジアに及びます。

使い方・例文

秋の渡りシーズンに伊良湖岬や鷹の渡り観察地でバードウォッチャーが双眼鏡を向け、上空を次々と通過するハチクマの群れを数える光景が代表的な登場場面です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語