ニベ科とは?
にべか
ニベ科とは、スズキ目に属する海水魚の一群で、浮き袋を鳴らして音を発することで知られる魚類の科です。
ニベ科(Sciaenidae)は、スズキ目に属する海水魚の科で、世界中の熱帯・温帯の沿岸域や河川下流域に広く分布しています。世界で約70属280種以上が知られており、日本近海にもニベ、コイチ、シログチなど複数の種が生息しています。
ニベ科の最大の特徴は、浮き袋(鰾)を振動させて音を発する能力です。特に産卵期になると大きな音を出す種が多く、英語では「ドラムフィッシュ(drumfish)」や「クローカー(croaker)」とも呼ばれます。この音は婚姻行動や群れの仲間との連絡に使われると考えられています。
体形は紡錘形でやや側扁し、口は大きく上向きのものが多いです。代表的な種類と特徴は以下のとおりです。
- ニベ:日本の沿岸に多く、釣りの対象魚。浮き袋が接着剤(にかわ)の原料になる
- シログチ(イシモチ):鮮魚市場でよく見られ、ちくわなど練り製品の原料
- コイチ:西日本から東南アジアの沿岸に生息
ニベの浮き袋(鰾)から作られる「にかわ」は、伝統的な漆器・楽器・弓の弦の接着に使われてきた天然接着剤として歴史的価値があります。食用としても重要な水産資源であり、特にシログチは白身魚として練り製品産業を支えています。
使い方・例文
スーパーの鮮魚コーナーで「イシモチ」として売られているシログチや、ちくわ・はんぺんの原料として、ニベ科の魚は日本人の食卓と深く関わっています。
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