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ドラムリンとは?

どらむりん

ドラムリンとは、氷河の流動によって形成された流線形の小丘で、氷が流れた方向に長軸が向いた特徴的な地形です。

ドラムリン(drumlin)は、大陸氷河氷床)が移動する際に堆積物を押し固め・成形することで作られる、流線形の楕円体状の丘です。名称はアイルランド語・ゲール語の「丘」を意味する言葉に由来するとされています。

ドラムリンの形状には以下のような特徴があります。

  • 氷が流れてきた方向(上流側)が急傾斜になっており、下流側はなだらかに傾斜する非対称の断面を持つ
  • 長軸が氷河の流れた方向と平行に向いている
  • 高さは数メートルから数十メートル、長さは数百メートルから数キロメートルにわたることがある
  • 多数のドラムリンが群れをなして分布する「ドラムリン野」を形成することが多い

ドラムリンの形成メカニズムについては複数の説があり、氷床底部の堆積物が圧力や剪断力によって変形・堆積したとするものや、既存の地形が氷で削られて整形されたとするものなど、現在も研究が続いています。

ドラムリンが広く分布する地域として有名なのは、アイルランド北部・スコットランド・カナダ・北アメリカの五大湖周辺などです。日本では北海道の一部にも類似地形が見られます。氷期の氷床の動きを復元するための重要な地形証拠となっており、古気候学・地形学の研究で注目される地形です。

使い方・例文

アイルランド北部やカナダのオンタリオ州では、航空写真から無数のドラムリンが卵形の丘として整然と並んでいる「ドラムリン野」が確認でき、かつて大規模な氷床がこの地域を覆っていたことの証拠として地形学の教科書に掲載されることがあります。

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