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氷床とは?

ひょうしょう

氷床とは、大陸規模の広大な面積を厚い氷が覆った地形で、南極やグリーンランドに存在する地球最大級の淡水の貯蔵庫です。

氷床(ひょうしょう、ice sheet)とは、面積が5万平方キロメートル以上の大規模な大陸氷河であり、現在は南極氷床とグリーンランド氷床の2つが地球上に存在しています。氷床はその下の地形を問わず、広大な陸地全体を連続した厚い氷で覆うことが特徴です。

氷床の主な特徴は以下のとおりです。

  • 南極氷床の平均厚さは約2,000〜2,500メートルに達し、最大で約4,800メートルを超える地点もある
  • 地球上の淡水の約70%が氷床に蓄積されており、全て融けると海面が数十メートル上昇すると推計される
  • 中央部では雪の蓄積量が多く、周縁部では氷が流動して海に排出される
  • 氷床の底部では摩擦熱による融解が生じ、湖(氷底湖)が形成されることもある

過去の地球では、氷期(氷河時代)に北米やヨーロッパにも大規模な氷床が存在しており、その侵食作用によってU字谷・五大湖・フィヨルドなどが形成されました。

現在、地球温暖化により南極・グリーンランドの氷床が溶解しており、海面上昇の主要因の一つとなっています。氷床の変動は気候システム全体に影響するため、国際的な観測・研究が継続されており、気候変動の研究において最重要の観測対象の一つです。

使い方・例文

南極観測隊が氷床をボーリングして採取した「アイスコア(氷柱)」を分析することで、数十万年前の大気組成や気温の変動を推定することができます。

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