トラータカとは?
とらーたか
トラータカとは、ハタヨガに伝わる眼と精神の浄化法で、一点(炎や黒点など)を瞬きせずに凝視する瞑想的実践です。
トラータカ(Trataka)は、サンスクリット語で「じっと見つめる」ことを意味し、ハタヨガにおける六つの身体浄化法(シャットカルマ)のひとつに数えられます。また単独の瞑想法・精神集中法としても広く実践されています。
最も一般的な方法は、暗い部屋でろうそくの炎を目線の高さに置き、瞬きを極力しないまま数分間凝視し続けるものです。目が疲れたり涙が出てきたら目を閉じ、残像を眉間の内側(アジュナー・チャクラの位置)に保ちながら観想します。この「外的トラータカ(バヒル・トラータカ)」に対し、目を閉じたまま心の中のイメージに集中する「内的トラータカ(アンタル・トラータカ)」もあります。
伝統的な文献では、トラータカによってもたらされる効果として以下が挙げられています。
- 視力・眼筋の強化と疲れ目の改善
- 集中力・注意持続力の向上
- 不眠・偏頭痛の緩和
- 第三の目(アジュナーチャクラ)の覚醒と直観力の発達
- 心の安定と瞑想への導入
医学的・科学的エビデンスはまだ限られていますが、現代の認知科学的観点からも、単一対象への持続的注意訓練として集中力強化に有効との見方があります。スワミ・サティアナンダ・サラスワティの著作などを通じて広く普及しました。
使い方・例文
ヨガのシャットカルマ(六浄化法)を学ぶ集中合宿では、夜の時間帯にろうそくを使ったトラータカが実践されます。
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