テラ形成とは?
てらけいせい
テラ形成とは、月や火星など地球外の天体の環境を人類が居住可能な状態に変えるという科学的・SF的概念のことです。
テラ形成(terraforming)とは、大気・温度・地表の水・生態系などを地球に近い環境へ人工的に変えることで、他の天体を人類や地球生物が生存できる状態に変換することを指します。「テラ」はラテン語で「地球」を意味し、「terra+forming(形づくる)」の合成語です。
最も研究・議論されている対象は火星です。現在の火星は大気圧が地球の約1%、平均気温マイナス60度前後、液体の水が存在しない過酷な環境ですが、以下のような手法が理論上提案されています。
- 温室効果ガスの散布による温暖化と大気圧の上昇
- 極地の二酸化炭素ドライアイスを蒸発させる
- 小惑星・彗星を衝突させて揮発性物質を追加する
- 光合成微生物を導入して酸素を徐々に生成させる
実現には数百年から数千年単位の時間が必要とされるため、現状では理論・SFの領域にとどまっています。倫理面では「地球外生命体が存在する可能性のある天体を破壊することへの議論」も提起されています。
NASAや民間宇宙企業の火星移住計画が現実味を帯びるなかで、テラ形成は惑星科学・気候科学・倫理学にまたがる学際的テーマとして注目されています。
使い方・例文
「火星をテラ形成するには大気を厚くする必要がある」のように使います。宇宙移住やSF作品の設定説明でよく登場する概念です。
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