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テナガザルとは?

てながざる

テナガザルとは、東南アジア熱帯雨林に暮らす小型の類人猿で、長い腕を使った「ブラキエーション」移動が特徴です。

テナガザル(手長猿)は、霊長目テナガザル科分類される類人猿の総称です。チンパンジーゴリラと同じ「類人猿」のグループに属しますが、体は小型で尾を持ちません。東南アジア熱帯雨林・亜熱帯林に広く分布しており、インドネシアやマレーシア、タイ、中国南部などに生息しています。

最大の特徴は、体に対して非常に長い前腕(腕)です。この長い腕を使い、両手で木の枝をつかみながら身体を振り子のように左右に振って移動する「ブラキエーション」と呼ばれる移動方法を得意とします。その速度は時速50キロメートルを超えることもあり、樹上での素早い移動を可能にしています。

テナガザルはつがい(ペア)で縄張りを守る生活スタイルをとり、朝に遠くまで響く「ソング」と呼ばれる鳴き声で縄張りを主張します。このソングはオスとメスが掛け合い(デュエット)で歌うことが多く、熱帯雨林のシンボル的な音として知られています。主な種類にはシロテテナガザル、クロテナガザル、フクロテナガザルなどがいます。

森林破壊による生息地の消失や野生動物の違法取引によって多くの種が絶滅危惧種に指定されており、保全が急務となっています。

使い方・例文

動物園でテナガザルが展示棟の天井バーを素早く渡り歩く様子は、ブラキエーションの迫力を間近で体感できる人気の光景です。

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