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ラキとは?

らき

ラキ(Rakı)とは、アニス八角)の風味を持つ無色透明のブドウ蒸留酒で、トルコを代表する国民的な蒸留酒です。

ラキ(Rakı)は、トルコおよびバルカン半島地域で広く親しまれている蒸留酒です。原料はブドウ搾りかすや干しぶどうで、アニスシードで香りづけされているのが最大の特徴です。アルコール度数は通常40〜50%程度あり、透明な液体ですが水や氷を加えると白く濁る「乳化(ウーゾ効果)」が生じます。この白濁する姿から「ライオンのミルク(Aslan sütü)」という愛称でも呼ばれます。

ラキの歴史はオスマン帝国時代にさかのぼり、バルカン半島から中東にかけて広く飲まれた地中海世界の蒸留酒文化の一角を担ってきました。ギリシャのウーゾ、フランスのペルノー、中東のアラック(アラック)など、アニス風味の蒸留酒は地中海沿岸に多く分布しており、ラキもその系譜に属します。

トルコでは「メゼ」と呼ばれる前菜料理を囲みながら冷水で割って飲むスタイルが伝統的です。食事の場を「ラキ食卓(ラキ・ソフラス)」と呼ぶほど社交・祝宴の場と結びついた存在です。2011年にはトルコの地理的表示制品として保護され、トルコ産ブドウを使った特定の製造方法のみ「ラキ」を名乗れます。

使い方・例文

イスタンブールのボスポラス海峡沿いのレストランでは、焼き魚や白チーズのメゼとともにラキを冷水で割って飲むスタイルが定番の楽しみ方です。水を注いだ瞬間に白く濁る様子が独特の見どころです。

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