八角とは?
はっかく
八角とは、中国原産のスターアニス(大茴香)とも呼ばれる星形のスパイスで、独特の甘い香りが特徴です。
八角(はっかく)は、モクレン科トウシキミ属に属する常緑樹の果実を乾燥させたスパイスで、「スターアニス」や「大茴香(だいういきょう)」とも呼ばれます。その名のとおり、8つの角(突起)が放射状に並んだ星形をしており、見た目にも印象的な形をしています。
原産地は中国南部からベトナム北部にかけての地域で、アジア料理、特に中国料理・ベトナム料理・インド料理で広く用いられます。アニスやフェンネルに似た甘くてスパイシーな香りの主成分は「アネトール」という芳香物質です。
料理での主な使い方として次のような場面が挙げられます。
- 豚の角煮や赤焼きなど中華の煮込み料理の風味付け
- ベトナムのフォー(牛骨スープ)のだしスパイス
- インドのビリヤニやマサラなどのミックススパイス材料
- 西洋の甘いリキュール・アブサンやウゾの香り付け
また、八角は料理だけでなく、医薬品や香料の分野でも重要です。インフルエンザ治療薬「タミフル」の原料である「シキミ酸」を大量に含む植物として知られており、製薬原料としても世界的な需要があります。日本では薬味や中華料理の香辛料として使われることが多く、ごく少量でも存在感のある風味をもたらします。
使い方・例文
豚の角煮を作る際に八角を1〜2個加えると、独特の甘い香りが加わり、本格的な中華風の味わいになります。またベトナム料理のフォーのスープにも欠かせないスパイスとして知られています。
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