モクレン科とは?
もくれんか
モクレン科とは、被子植物の中でも原始的な特徴を多く持つ樹木・低木のグループで、モクレンやコブシなどの美しい花をつける植物が属する科です。
モクレン科(Magnoliaceae)は、被子植物に属する植物の科のひとつで、学術的には「マグノリア科」とも呼ばれます。北アメリカ・中央アメリカ・東アジアを中心に分布し、世界で約300種以上が知られています。
モクレン科の植物は、被子植物の中でも進化的に原始的な特徴を多く残していると考えられており、植物進化の研究において重要な位置を占めています。花は大型で目立ちやすく、花びらとがく片が明確に分化していない「花被片」という形態をとるのが典型的です。
モクレン科の主な特徴は以下のとおりです。
- 花が大きく、花被片が多数ある原始的な形態
- 花は両性花で、雄しべと雌しべが多数存在する
- 木本(樹木・低木)が中心で草本はほとんどない
- 芳香性の花をつける種が多く、観賞用として広く栽培される
日本でなじみ深い種としては、白い大輪の花を咲かせるハクモクレン、春を告げる花として親しまれるコブシ、香りが強いオオヤマレンゲなどが挙げられます。公園や庭園に植えられるほか、漢方薬の原料として辛夷(しんい)など一部の部位が利用される種もあります。
使い方・例文
植物園のモクレン科コーナーでは、早春になると白やピンクの大輪の花が一斉に咲き誇り、まだ葉が出る前に花だけで木を彩る独特の美しさが多くの観光客を引きつけます。
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