霊長目とは?
れいちょうもく
霊長目とは、サルやヒトを含む哺乳類の目(もく)であり、高度な知性・立体視・把握に適した手足を持つグループです。
霊長目(れいちょうもく、Primates)は、哺乳綱に属する動物の分類群(目)のひとつで、ヒトをはじめとするサル類、類人猿、原猿類などを含む大きなグループです。現生の霊長目は全体で300種以上が知られ、南北アメリカ・アフリカ・アジアの熱帯・亜熱帯地域を中心に分布しています。
霊長目に共通する主な特徴は次の通りです。
- 立体視:両眼が顔の正面を向き、奥行きの知覚が発達している
- 把握に適した手足:親指(拇指)が対向でき、木の枝などをしっかりつかめる
- 平爪:多くの種で指先が爪(平爪)に覆われ、感覚の鋭い指腹を持つ
- 大型の脳:体サイズに対して脳が大きく、社会的・認知的能力が高い
- 少産少育:一度に産む子が少なく、子に長期間の保護と学習期間を与える
分類上は大きく「直鼻猿亜目(サル目)」と「曲鼻猿亜目(原猿類)」に分けられます。ヒト科(ヒト・チンパンジー・ゴリラ・オランウータンなど)、オナガザル科、ニホンザルが属するマカク属なども含まれます。霊長目の研究は、ヒトの進化・認知・社会行動の解明にも大きく貢献しています。
使い方・例文
「チンパンジーとヒトはともに霊長目に分類され、遺伝子配列の類似度は非常に高い。」動物分類学や人類進化を解説する文脈で使われます。
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