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テチス海とは?

てちすかい

テチス海とは、かつて存在した古代の海で、現在ユーラシア大陸とアフリカ大陸の間に広がり、アルプスやヒマラヤ山脈の形成に深く関わっています。

テチステティス海とも表記)とは、中生代から新生代かけて存在した古代の海洋です。およそ2億5000万年前ごろから始まり、大陸移動にともなって徐々に縮小し、現在の地中海・黒海・カスピ海などの水域として名残をとどめています。

テチス海はパンゲア超大陸が分裂する過程で生まれました。ゴンドワナ大陸(南側)とローラシア大陸(北側)の間に位置し、赤道付近の温暖な浅海として栄えました。この海は現在のヨーロッパ・中東・ヒマラヤ・東南アジアにまたがる広大な範囲を占めていたと考えられています。

地質学的に重要な点は、テチス海の堆積物がのちの造山運動によって隆起し、アルプス山脈やヒマラヤ山脈などの大山脈を形成したことです。ヒマラヤの山頂付近からサンゴや貝類の化石が発見されるのは、かつてそこが海底だった証拠です。

テチス海は生物進化の舞台でもあり、豊富な海洋生物の化石記録を残しています。また、石油や天然ガスの堆積にも関与しており、中東の油田地帯との地質的なつながりも指摘されています。名称はギリシャ神話の海の女神テティスに由来します。

使い方・例文

地理や理科の授業でヒマラヤ山脈の形成を説明する際に登場します。「ヒマラヤ山頂の石灰岩はテチス海の海底が隆起したものだ」といった文脈で使われます。

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