テティスとは?
てていす
テティスとは、ギリシャ神話に登場する海の女神(ネレイデス)で、英雄アキレウスの母として知られ、息子を不死身にしようとした逸話が有名です。
テティスはギリシャ神話における海の女神で、海神ネレウスと大洋の女神ドリスの娘、いわゆるネレイデス(海のニンフ)の一人です。50人いるとされるネレイデスのなかでも最も高貴で力のある存在とされ、その美しさはオリュンポスの神々をも魅了しました。
テティスにはゼウスやポセイドンも求婚したとされますが、「テティスの息子は父を超える者となる」という予言があったために神々は身を引き、彼女は人間の英雄ペレウスと結婚させられました。この婚礼の宴に招待されなかった不和の女神エリスが「最も美しい者へ」と記した黄金のリンゴを投げ込んだことが、トロイア戦争勃発のきっかけになったとも伝えられます。
テティスとペレウスの間に生まれた息子がアキレウスです。テティスは息子を不死身にするため、冥府の河ステュクスに浸したとされます(別説ではアンブロシアを塗ったとも)。しかしかかとだけは水に触れなかったため、そこが唯一の弱点となりました。これが「アキレス腱」という言葉の語源です。トロイア戦争中もテティスは息子を守ろうと神々に訴え続けました。
テティスは古代ギリシャにおいて重要な神格であり、後世の芸術・文学においても美と海と母性愛の象徴として描かれ続けています。
使い方・例文
「アキレス腱」の語源としてテティスの話は語られることが多く、弱点や急所を説明する文脈でこの神話が紹介されます。
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