テチスとは?
てちす
テチスとは、土星の衛星のひとつで、主に水の氷でできた直径約1,060キロメートルの天体です。
テチス(Tethys)は、土星の衛星のひとつで、1684年にイタリア・フランスの天文学者ジョヴァンニ・カッシーニによって発見されました。名称はギリシア神話のティターン族の女神テティス(海の女神)に由来します。
テチスの最大の特徴は、その組成がほぼ純粋な水の氷でできている点にあります。平均密度が水に非常に近く、岩石成分が非常に少ないと考えられています。直径は約1,060キロメートルで、土星の中型衛星のひとつに位置づけられます。
テチスの表面には以下のような注目すべき地形が確認されています。
- オデュッセウス・クレーター:直径約450キロメートルに及ぶ巨大な衝突クレーターで、テチスの直径の約4割を占める
- イテアカ・カズマ:テチスの表面を大きく縦断するほどの長大な峡谷地形
- 氷の地殻に刻まれた多数のクレーターと亀裂
テチスにはトロヤ衛星として知られる小衛星テレストとカリプソが同じ軌道を共有しており、それぞれテチスの前後のラグランジュ点(L4・L5)に位置しています。NASAの探査機カッシーニ号が近接観測を行い、詳細な表面地図の作成に貢献しました。
使い方・例文
土星の衛星テチスは表面のほとんどが氷で覆われており、カッシーニ探査機の撮影した画像には巨大なオデュッセウス・クレーターが明瞭に写っている。
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