ミランダとは?
みらんだ
ミランダとは、天王星の第5衛星で、太陽系内で最も複雑で謎めいた地形を持つ小型の氷衛星です。
ミランダ(Miranda)は天王星の主要な5つの衛星のうち最も内側を公転する衛星で、1948年にアメリカの天文学者ジェラード・カイパーによって発見されました。名称はシェイクスピアの戯曲『テンペスト』に登場する人物にちなんでいます。
直径は約470kmと比較的小さいながら、その表面は太陽系の衛星の中でも特に多彩で複雑な地形を誇ります。1986年にボイジャー2号が接近飛行し、詳細な画像を送信したことで実態が明らかになりました。
ミランダの地形的特徴として特に注目されるのが「コロナ」と呼ばれる大規模な矩形状の溝と段差の複合地形です。代表的なコロナには以下のものがあります。
- アーデン・コロナ
- インバーネス・コロナ
- エリノア・コロナ
これらの複雑な地形がなぜ形成されたかについては、過去の地殻変動説や小天体の衝突・再集積説など複数の仮説が提唱されており、現在も研究が続いています。また、ミランダには太陽系最大級の断崖「ベロナ断崖」があり、その高さは最大約20kmに達するとも推定されています。
使い方・例文
天文学や惑星科学の解説で、天王星の衛星系や「太陽系の奇異な地形」を紹介する文脈でミランダが登場します。ボイジャー2号の成果を語る際にも頻繁に引用される衛星です。
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