チュクチ海とは?
ちゅくちかい
チュクチ海とは、アラスカとロシア・チュクチ半島の間に広がる北極海の縁辺海で、厳しい寒冷環境と豊富な海洋資源で知られる海域のことです。
チュクチ海(Chukchi Sea)は、北極海の縁辺をなす浅い海域で、東はアラスカ北西岸、西はロシアのチュクチ半島に挟まれた位置にあります。ベーリング海峡を通じてベーリング海・太平洋と繋がり、北は北極海本海へと続きます。面積は約58万平方キロメートル、平均水深は約80メートルと比較的浅い大陸棚の海です。
チュクチ海の最大の特徴は、その極端な寒冷環境です。冬季にはほぼ全面が海氷に覆われ、夏季でも浮氷が漂います。しかし近年の気候変動に伴い、夏季の海氷面積が急速に縮小していることが観測されており、北極海航路の開発や資源開発への影響が注目されています。
この海域は生態学的にも重要な場所です。
- セイウチ・シロクマ・ホッキョクギツネなどの極地生物の生息域となっている
- 北極タラやその他の魚類・甲殻類が豊富で、漁業資源の宝庫でもある
- 海底には石油・天然ガス資源が眠るとされ、米国・ロシア双方で開発の動きがある
地政学的には米露の国境海域として位置づけられており、資源権益や安全保障上の観点から両国にとって戦略的に重要な海域となっています。
使い方・例文
地理や環境問題の文脈で「チュクチ海の海氷が急速に減少しており、北極航路の利用可能期間が延びている」のように使われます。北極の自然環境や国際資源問題を論じるときに登場する地名です。
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