チャンドラグプタ(マウリヤ朝)とは?
ちゃんどらぐぷた
チャンドラグプタとは、紀元前4世紀にインド初の統一帝国マウリヤ朝を建国した国王で、インド史上最初の大帝国の礎を築いた人物です。
チャンドラグプタ(紀元前340年頃〜紀元前297年頃)は、インド史上初の広域統一国家とされるマウリヤ朝の創始者です。出身は諸説あり、クシャトリヤの家系とも低い身分の出身ともいわれますが、宰相カウティリヤ(チャーナキャ)の補佐を受けて急速に台頭しました。
アレクサンドロス大王の東征後、インド北西部に権力の空白が生じました。チャンドラグプタはその機に乗じ、まずパンジャーブ地方の小国家群を平定し、次いでインド中北部を支配していたナンダ朝を打倒しました。こうして紀元前320年頃にマガダを都とするマウリヤ朝を樹立しました。
その後、アレクサンドロスの後継者のひとりであるセレウコス1世と争い、インダス川以東の広大な領域を確保する条約を締結しました。これによってインドからイラン方面に至る広大な版図を有する帝国が成立しました。
晩年にはジャイナ教に帰依し、南インドへ移住して断食により生涯を閉じたと伝えられています。孫のアショーカ王がさらに帝国を拡大し、仏教の普及に努めたことでマウリヤ朝は最盛期を迎えました。チャンドラグプタはインド統一の先駆者として高く評価されています。
使い方・例文
インド史の教科書では、チャンドラグプタの即位をもってインド初の統一帝国の始まりとして位置づけ、アショーカ王へと続くマウリヤ朝の系譜が説明されます。
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