宰相とは?
さいしょう
宰相とは、君主を補佐して国政を総覧する最高位の行政官・大臣のことで、現代では首相に相当する役職を指す語としても使われます。
宰相とは、君主制国家において君主に次ぐ最高の行政権を持ち、国政全般を取り仕切る官職または人物を指します。古くは中国の行政制度に由来する概念で、「宰」は「統括する」、「相」は「補佐する」を意味し、あわせて「最高の補佐官」を表します。
中国史においては秦・漢以降、丞相・太宰・宰相など名称は変化しながらも、皇帝を補佐して六部(六省)を統括する最高行政官の役職が宰相と呼ばれてきました。日本でも律令制において太政大臣・左大臣などが宰相に相当し、平安時代の藤原氏のように宰相職を独占した例が知られます。
西洋では「プライム・ミニスター(Prime Minister)」が宰相にあたり、日本語では首相と訳されます。歴史的にはプロイセン・ドイツのオットー・フォン・ビスマルクが「鉄血宰相」として特に著名です。彼はドイツ統一と帝国成立(1871年)を主導し、以後約20年間にわたって欧州外交を主導しました。
現代では「宰相」は首相・総理大臣の格調ある別称として用いられることが多く、「歴代の宰相の中で最も改革を推進した人物」のような使い方をされます。
使い方・例文
「歴史書や政治評論では、首相を指して「宰相」と表現することがあり、「明治の宰相・伊藤博文」のように人物の重みを強調する際に使われる。」
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