ダークエネルギーとは?
だーくえねるぎー
ダークエネルギーとは、宇宙の膨張を加速させていると考えられている正体不明のエネルギーで、現在の宇宙全体のエネルギーの約7割を占めるとされています。
ダークエネルギー(dark energy)は、宇宙の加速膨張を引き起こしていると考えられている、正体不明のエネルギーの総称です。1998年、Ia型超新星の観測から宇宙の膨張が加速していることが発見され、これを説明するために導入された概念です(この発見は後にノーベル物理学賞につながりました)。
現在の宇宙論的観測によれば、宇宙全体の成分のうち約68〜70パーセントがダークエネルギーで占められているとされています。残りは通常の物質が約5パーセント、ダークマター(暗黒物質)が約27パーセントとされており、私たちが目で見ることのできる通常物質は宇宙のごく一部にすぎません。
ダークエネルギーの候補として主に挙げられるのは次のとおりです。
- 宇宙定数(Λ):アインシュタインが一般相対性理論に導入した定数で、真空のエネルギーとして解釈されます。現在最も有力な候補です。
- クインテッセンス:時間とともに変化するスカラー場によるエネルギーを想定する理論です。
ダークエネルギーは直接観測することができず、その正体は現代物理学・宇宙論における最大の謎のひとつです。次世代の宇宙望遠鏡や重力波観測などによって、その性質の解明が期待されています。
使い方・例文
「ダークエネルギーは光でも電波でも観測できないが、銀河の後退速度の測定を通じてその存在が推測されている」というように、天文学や宇宙物理の解説で登場する概念です。
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