タテヤマリンドウとは?
たてやまりんどう
タテヤマリンドウとは、立山などの日本の高山帯の湿地や草地に自生するリンドウ科の一年草で、小さな青紫色の花を咲かせる高山植物です。
タテヤマリンドウ(立山竜胆)は、学名Gentiana thunbergii var. minorのリンドウ科リンドウ属の一年草(あるいは越年草)です。本州中部から北海道の高山帯〜亜高山帯に分布し、湿った草地・雪田周辺・高層湿原などに生育します。立山(富山県)で広く見られることが和名の由来です。
花は小さな筒状で、青紫色〜淡青色の美しい色合いをしており、先端が5裂して開きます。日当たりの良い晴天時に花が開き、曇天や日陰では閉じる性質(就眠運動)があります。開花時期は7〜9月で、草丈は5〜15センチほどの小型です。ハルリンドウ(春竜胆)の高山型変種とされることもあります。
リンドウ科の植物全般に共通する特徴として、苦味配糖体(ゲンチアニンなど)を含み、伝統的な薬用植物として利用されてきた歴史があります。タテヤマリンドウも民間療法では健胃薬として用いられた記録があります。
高山における生態的役割として、以下が挙げられます。
- 晴天時に訪れるハナバチ類への蜜の提供
- 雪解け後の湿地環境の先駆的植物の一つ
- 高山植物群落の多様性を支える構成種
使い方・例文
タテヤマリンドウは立山や北アルプスの湿った草地で夏から秋にかけて、晴れた日にだけ開く小さな青紫色の花として出会える高山植物です。
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