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クロユリとは?

くろゆり

クロユリとは、日本高山帯に自生するユリ科の多年草で、深い暗紫褐色の花が特徴的な印象的な高山植物です。

クロユリ(黒百合)は、学名Fritillaria camtschatcensisユリ科バイモ属の多年草です。北海道から本州中部の高山帯亜高山帯の雪田周辺や湿った草地に自生し、カムチャッカ半島・アリューシャン列島・北米西海岸にも分布する環北太平洋の植物です。

花は暗紫褐色〜黒みがかった赤褐色で、ユリに似た釣り鐘状の形をしており、下向きに咲きます。開花時期は6〜8月頃です。色の由来は色素のアントシアニンが多く含まれることによるもので、自然界では珍しい暗色の花の一つです。また、特有の独特な臭いを持ち、これによって特定の昆虫を引き付けて受粉するとされています。

クロユリは日本の文化や民俗とも深い関わりがあります。

  • 立山(富山県)の固有の花として古くから親しまれてきた
  • アイヌの人々は「ラサンセ」と呼び、食用(球根)や薬用に利用
  • 恋占い・縁起の花として北陸や北海道の高山文化に根付く

環境省のレッドリストには掲載されていませんが、採取は法律や条例で禁じられた地域も多く、観察・撮影にとどめることが重要です。神秘的な黒色の花は登山者の間で特別な存在感を持つ高山植物です。

使い方・例文

クロユリは立山や大雪山の雪渓脇の湿地で7月頃に黒みがかった花を咲かせ、その独特の色と臭いで登山者の記憶に残る高山植物です。

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