イワカガミとは?
いわかがみ
イワカガミとは、日本の山地から高山帯にかけて自生するイワウメ科の常緑多年草で、岩の上に光沢のある円形の葉と濃いピンク色の花を咲かせます。
イワカガミ(岩鏡)は、学名Schizocodon soldanelloidesのイワウメ科イワカガミ属の常緑多年草です。日本各地の亜高山帯から高山帯の岩場や林縁に広く自生し、北海道から九州まで分布します。名前の由来は、光沢のある円形の葉が鏡のように見えることからきています。
葉は厚くて丸く、表面には強い光沢があり、縁には細かいギザギザ(鋸歯)があります。花期は5〜7月頃で、細かく切れ込んだ漏斗形のピンク〜濃いピンク色の花を数輪まとめて咲かせます。常緑のため冬の雪の下でも葉が残り、春の雪解けとともにいち早く開花します。
生育環境の違いにより、いくつかの変種・近縁種が存在します。
- イワカガミ(標準種):山地帯〜亜高山帯の岩場
- コイワカガミ:高山帯に生え、より小型で葉も小さい
- オオイワカガミ:やや大型で西日本の山地に多い
丈夫な常緑葉は積雪や乾燥に強く、過酷な高山環境への適応の表れです。登山道沿いや岩の割れ目に群生することが多く、花の少ない早春の山で真っ先に目を楽しませてくれる存在として登山者に親しまれています。
使い方・例文
イワカガミは残雪期の登山道わきの岩場で鮮やかなピンク色の花を咲かせており、春山登山の代表的な景観の一つとして知られています。
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