スモッグとは?
すもっぐ
スモッグとは、煙(スモーク)と霧(フォッグ)が混合した状態を表す言葉で、大気汚染物質と霧が結びついて視界を著しく悪化させる現象のことです。
スモッグとは、英語の「smoke(煙)」と「fog(霧)」を組み合わせた造語で、工場や自動車などから排出される汚染物質と大気中の水分・粒子が混合して発生する、茶褐色や灰白色を帯びたどんよりとした大気の状態を指します。視界を悪化させるだけでなく、人体に有害な物質を含むため健康への影響も深刻です。
スモッグには主に2種類があります。
- ロンドン型スモッグ(古典的スモッグ):石炭燃焼による二酸化硫黄・すすと霧が結合したもの。20世紀前半にロンドンで深刻な被害をもたらし、1952年の「ロンドンスモッグ事件」では数千人が死亡したとされます。
- ロサンゼルス型スモッグ(光化学スモッグ):自動車の排気ガスに含まれる窒素酸化物・炭化水素が強い紫外線を受けて光化学反応を起こし、オゾンや光化学オキシダントを生成するもの。目・のどへの刺激が強く、日本でも1970年代に問題化しました。
スモッグが発生しやすい条件としては、工業地帯・大都市圏での大量の排気、気温逆転層による大気の混合阻害、強い日射(光化学スモッグの場合)などが挙げられます。中国・インド・東南アジアなどの急速な工業化地域では、現在もスモッグによる大気汚染が深刻な社会問題となっています。
対策としては排気ガス規制・工場排煙の脱硫処理・電気自動車の普及・都市緑化などが有効とされており、日本では高度経済成長期の公害対策を経て、大気環境は大幅に改善されています。
使い方・例文
光化学スモッグが発生した日には、空が白くかすんで視界が悪くなり、屋外で運動をすると目やのどに刺激を感じることがあります。
この用語をシェア
最終更新: