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ステディカムとは?

すてでぃかむ

ステディカムとは、カメラマンが装着して使う安定化装置で、歩行中でも滑らかな映像を撮影できるシステムです。

ステディカム(Steadicam)は、映画撮影士ギャレット・ブラウンが開発し、1970年代に登場したカメラ安定化装置(スタビライザー)の商標名です。現在では同種の装置全般を指す一般名詞としても使われています。

通常、手持ちカメラで撮影した映像には、歩行の振動や揺れが生じます。ステディカムはカメラオペレーターが身体に装着するベスト型のハーネスと、ジンバルや錘(おもり)を組み合わせた機械的なアームによって、体の動きを打ち消しながら滑らかな映像を実現します。三脚のような固定感はなく、かつ手持ちの揺れもない、独特の「浮遊感」のある映像が得られるのが最大の特徴です。

ステディカムが映画史に与えた影響は大きく、以下のような演出が可能になりました。

  • 人物の後をついて歩く長回し撮影
  • 階段・廊下などの複雑な空間を移動しながらの連続ショット
  • スポーツ・アクション場面でのダイナミックな追跡映像

スタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」で少年が三輪車で廊下を走るシーンや、「ロッキー」の階段駆け上がりシーンが代表的な使用例として知られています。近年はデジタル制御のジンバルが普及していますが、ステディカムは今も映画・テレビ制作の現場で広く使われています。

使い方・例文

映画「1917」では、ステディカムを駆使した長回し撮影で戦場を走る主人公に密着し、観客が同じ空間にいるような緊迫感を生み出しました。

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