スズメガ科とは?
すずめがか
スズメガ科とは、スズメのように素早く飛ぶ大型の蛾の仲間が属する分類群で、ホバリングしながら花の蜜を吸う行動が特徴です。
スズメガ科(学名:Sphingidae)は、鱗翅目(チョウ目)に属する蛾の科です。英語ではHawk mothsまたはSphinx mothsと呼ばれます。世界に約1400種が知られており、日本にも多くの種が生息しています。
スズメガの成虫は大型で流線形の体をもち、翅を高速で羽ばたかせながらホバリング(空中停止)して花の蜜を吸います。この飛翔スタイルはハチドリに似ており、長い口吻を使って深い花筒の奥にある蜜にアクセスします。飛翔速度が速く、スズメのように素早く動くことが名前の由来とされています。
幼虫は「イモムシ」型が多く、腹部末端に尾角(びかく)と呼ばれる突起をもつものが多いのが特徴です。植物の葉を食べて育ち、種によってはトマト・さつまいも・葡萄などの作物を食害することもあります。
生態系においては重要な役割を担っています。
- 長い口吻を活かした深い花の受粉者(共進化した関係が多い)
- 夜間に活動する種が多く、夜咲きの花の主要な受粉者
- 鳥や蝙蝠の食料源としての役割
種によっては翅に目玉模様や擬態模様をもち、天敵への防御にも工夫があります。
使い方・例文
夏の夜にライトトラップを設置すると大型のスズメガ科の蛾が集まることがあり、観察会や標本作製の場でよく話題になります。
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