本文へスキップ

シロアリ目とは?

しろありもく

シロアリ目とは、かつてシロアリを分類していた昆虫の目(もく)の名称で、現在の分類ではゴキブリ目に統合されています。

シロアリ(等翅目・とうしもく、Isoptera)とは、シロアリを含む昆虫分類群の旧称です。かつては独立した「目」として扱われていましたが、分子系統解析の進歩により、シロアリはゴキブリの仲間(ゴキブリ目)に含まれることが明らかになり、現在では多くの分類体系でゴキブリ目(Blattodea)に統合されています。

シロアリは名前に「アリ」とつきますが、アリはハチ目に属する昆虫であり、シロアリとは全く異なるグループです。シロアリとゴキブリはむしろ近縁であり、両者の共通祖先から社会性昆虫としてのシロアリが分岐したと考えられています。

シロアリの生態上の特徴として、以下が挙げられます。

  • 女王・王・働きアリ・兵アリなどからなる高度な社会構造を形成する
  • 木材中のセルロースを腸内の微生物(原生生物や細菌)の助けを借りて分解・消化する
  • 光をきらい、地中や木材内部に坑道を作って生活する
  • 世界に約3,000種以上が知られ、熱帯・亜熱帯に多く分布する

シロアリは生態系において枯れ木や落ち葉の分解者として重要な役割を果たしますが、一方で木造建築物や農作物への被害をもたらす害虫としても知られています。「シロアリ目」という名称は生物分類の歴史的経緯を学ぶ上で重要な用語です。

使い方・例文

生物の分類を学ぶ授業や図鑑で「シロアリはかつてシロアリ目(等翅目)に分類されていたが、現在はゴキブリ目に含められている」のように紹介されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語