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ケトルドラムとは?

けとるどらむ

ケトルドラムとは、半球形の金属製胴体に革を張った打楽器で、オーケストラの主要打楽器としてティンパニの名でも知られています。

ケトルドラム(Kettledrum)とは、銅や真鍮などの金属でできた半球形(やかた形・ボウル形)の胴体に動物の皮や合成皮革を張り、バチで打って演奏する膜鳴打楽器です。「ティンパニ(Timpani)」とも呼ばれ、この名称のほうが音楽の現場では広く使われています。イタリア語の「ティンパノ(Timpano)」の複数形であるティンパニは、通常2〜5台を組み合わせて一人の奏者が担当します。

ケトルドラムの最大の特徴は、音程を調律できる点です。胴体の下部にあるペダルやハンドスクリューで皮の張力を変えることにより、演奏中でも異なるピッチに素早く変更できます。これにより旋律的・和声的な役割も担うことができ、オーケストラの打楽器の中では特別な地位を占めています。

歴史的には中東発祥とされ、騎馬軍隊の戦場楽器として使われていたものがヨーロッパに伝わり、17世紀以降にオーケストラへ組み込まれました。バロック時代にはホルンやトランペットと共に使われることが多く、古典派以降は編成の中心的な打楽器として定着しました。現代のオーケストラ編成では欠かせない楽器のひとつです。

使い方・例文

「ベートーヴェンの交響曲第5番では、ケトルドラム(ティンパニ)が冒頭の有名な4音の動機を力強く刻み込む」という解説でよく登場します。映画音楽や式典の場面での壮大なサウンドにも頻繁に使われます。

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