グアーガムとは?
ぐあーがむ
グアーガムとは、グアー豆の胚乳から抽出される天然の多糖類で、食品や工業製品で増粘・安定剤として広く利用されています。
グアーガム(guar gum)とは、マメ科植物であるグアー(Cyamopsis tetragonoloba)の種子の胚乳部分から得られる天然多糖類(ガラクトマンナン)です。インドやパキスタンなど南アジアを主産地として栽培されており、食品添加物や工業用途に世界規模で使用されています。
化学的にはマンノースを主鎖、ガラクトースを側鎖とする分岐構造の多糖類であり、水に溶けると高い粘度を示します。少量でも非常に高い増粘効果を発揮し、ローカストビーンガムと相乗効果を持つことも知られています。
食品分野における主な用途は以下の通りです。
- アイスクリームの氷結晶形成を抑え、なめらかな食感を保つ
- ドレッシングやソースの分離防止・とろみ付け
- パン・麺類の食感改良と保水性向上
- 乳製品・ヨーグルトの安定化
食品表示では「グアーガム」または「増粘多糖類」の一括名で記載されます。食品以外にも石油掘削(フラッキング液)・製紙・繊維・化粧品などの工業分野で大量に使用されており、需要の変動が産地の農業経済に影響を与えることもあります。グアーガム自体は食物繊維の一種で、血糖値上昇を緩やかにする効果があるとの研究も報告されています。
使い方・例文
市販のアイスクリームが長時間冷凍しても溶けたときにざらつかず滑らかな口当たりを保っているのは、グアーガムが氷の結晶成長を抑制しているためです。「増粘多糖類」という表示でアイス・ドレッシング・カップ麺のスープなどに使われています。
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