クサカゲロウ科とは?
くさかげろうか
クサカゲロウ科は薄緑色の翅と金色の複眼を持つ昆虫の一群で、幼虫がアブラムシなどを捕食する益虫として知られています。
クサカゲロウ科(Chrysopidae)は、脈翅目(アミメカゲロウ目)に属する昆虫の科です。世界中に2,000種以上が知られており、日本にも複数の種が生息しています。
成虫は体長10〜15mm程度で、全体的に薄緑色または黄緑色をしており、細かい脈が網の目状に走る透明な翅を2対持ちます。金色〜黄緑色に輝く大きな複眼が特徴的で、英語では「green lacewing(グリーン・レースウィング)」とも呼ばれます。また、危険を感じると不快な臭いを分泌する種も多くいます。
クサカゲロウの生活史と生態上の特徴は次のとおりです。
- 卵は細い糸状の茎の先につけられた独特の形状をしている(「茎のある卵」)
- 幼虫はアブラムシ、カイガラムシ、ハダニなどを旺盛に捕食する
- 農業害虫の天敵として生物的防除に活用される
- 成虫は主に花粉や蜜、ハチミツの露(甘露)などを食べる
このように幼虫が農業害虫を捕食することから「益虫」として高く評価されており、天敵農薬として市販されている種もあります。家庭菜園や有機農業の現場でも注目される昆虫です。
使い方・例文
「バラに大量のアブラムシが発生したとき、クサカゲロウ科の幼虫を放飼して天敵農薬として利用する方法が有機栽培で取り入れられています。」
この用語をシェア
最終更新: