ガンジスカワイルカとは?
がんじすかわいるか
ガンジスカワイルカとは、インド亜大陸のガンジス川・ブラマプトラ川などに生息する淡水性イルカで、目がほぼ退化していることで知られます。
ガンジスカワイルカ(学名:Platanista gangetica)は、カワイルカ上科プラタニスタ科に属する淡水性イルカです。インド・バングラデシュ・ネパール・パキスタンにまたがるガンジス川・ブラマプトラ川・インダス川水系に生息しており、インドの国家水生動物にも指定されています。
体長は2〜2.5メートル、体重は70〜90キログラム程度です。最大の特徴は目が極めて小さく水晶体を欠き、光の明暗程度しか感知できないことです。代わりに発達したエコロケーション(反響定位)能力を持ち、濁った泥水の中でも魚・甲殻類・イカなどの獲物を正確に感知します。頭部からビームのような超音波を放射し、その反射音で周囲の状況を把握します。
体を横向きにしながら泳ぎ、鼻孔(噴気孔)は頭頂部にあります。長い細いくちばし状の口には多数の歯があり、底生の魚や無脊椎動物を捕食します。繁殖は年1頭で、妊娠期間は約9〜10か月とされています。
IUCNレッドリストでは「絶滅危惧種(Endangered)」に分類されており、推定個体数は数千頭程度です。河川開発・ダム建設による生息地分断、農業用水取水による水量減少、漁網への混入などが主な脅威となっています。
使い方・例文
「ガンジスカワイルカは目が退化している代わりに優れたエコロケーション能力を持つ」というように、淡水域への特殊適応を説明する文脈でよく取り上げられます。
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