ガラパゴスペンギン属とは?
がらぱごすぺんぎんぞく
ガラパゴスペンギン属とは、赤道直下のガラパゴス諸島に生息する唯一の熱帯産ペンギンの分類群で、絶滅危惧種に指定されています。
ガラパゴスペンギン属(学名:Spheniscus属のうちのガラパゴスペンギン Spheniscus mendiculus)は、ペンギン目ペンギン科に属する鳥類で、赤道直下に位置するガラパゴス諸島にのみ生息する世界で唯一の熱帯産ペンギンです。
ガラパゴス諸島は赤道上に位置しながら、ペルー海流(フンボルト海流)の冷たい海水が流れ込むため、比較的涼しい海洋環境が維持されています。ガラパゴスペンギンはこの環境に適応して生息しており、通常は寒冷地に限られるペンギンが熱帯に定着した希有な例として知られています。
体長は約50センチメートルと小型で、ペンギン科の中で最も小さい種の一つです。背中は黒く、腹部は白い典型的なペンギンの体色を持ちますが、顔に白い縞模様があるのが特徴です。食性はイワシなどの小魚や甲殻類で、泳ぎの速さを生かして水中で獲物を追いかけます。
個体数は少なく、推定生息数は数千羽程度とされています。エルニーニョ現象による海水温上昇時には主食の魚が減少して繁殖が失敗し、個体数が急減することが知られています。気候変動や外来種の影響も加わり、IUCNレッドリストで絶滅危惧種(Endangered)に指定されています。
使い方・例文
ガラパゴス諸島を訪れる観光客が砂浜でペンギンを目撃する場面は、ガラパゴスペンギン属が赤道直下に生息するという驚きの事実を象徴しています。
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