カンファーとは?
かんふぁー
カンファーとは、クスノキから得られるテルペン系の有機化合物で、特有の強い清涼感と芳香を持つ成分です。
カンファー(Camphor、樟脳)は、クスノキ(Cinnamomum camphora)の木部を水蒸気蒸留して得られるテルペン系ケトン化合物です。独特の強い清涼感・刺激臭を持つ白色の結晶性固体で、室温でも昇華(固体から気体に直接変化)する性質があります。現在は樟脳の天然品だけでなく、テレビン油などを原料とする合成品も広く流通しています。
カンファーの主な用途と作用は次のとおりです。
- 医薬品・外用薬:刺激・清涼感作用を活かし、鎮痛・消炎・かゆみ止めを目的とした外用薬(塗り薬・貼り薬)に配合されます。また、局所血行促進を促す目的でも使用されます。
- 防虫・防臭剤:古くから衣類の防虫剤(樟脳)として使われてきました。現在はナフタレン系に置き換わった部分も多いですが、天然由来成分として継続使用されています。
- 香料・化粧品:清涼感を付与する目的でヘアケアや歯磨き粉などに配合されます。
- アロマテラピー:ローズマリー・ラベンダー精油にも微量含まれ、清涼感・呼吸器への働きかけが期待されます。
毒性面では経口摂取や大量の皮膚吸収により中枢神経系への影響(けいれんなど)を引き起こす可能性があり、乳幼児への使用には特に注意が必要です。
使い方・例文
「筋肉痛に塗る消炎鎮痛クリームにカンファーが配合されており、塗布するとひんやりした清涼感が広がる」のように、外用薬や清涼化粧品の文脈で登場します。
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