カルドンとは?
かるどん
カルドンとは、地中海沿岸原産のアザミに似た大型多年草で、若い茎や葉柄を食用にする野菜として南欧などで古くから利用されてきた植物のことです。
カルドン(Cardoon)は、キク科アーティチョーク属の多年草で、学名はCynara cardunculusです。アーティチョークと同属であり、外見もよく似た大型の植物です。原産地は地中海沿岸地域で、古代ギリシャ・ローマ時代から食用・薬用に利用されてきた歴史を持ちます。
草丈は1〜2メートルにも達し、葉は大きく羽状に深裂してシルバーグリーンの色合いを持ちます。茎・葉柄はアザミのようなトゲを持ちます。秋から冬にかけて栽培される際、茎を光に当てないようにして白化(軟白)させることで、独特の風味と柔らかい食感を引き出します。
食用部位は軟白した茎や葉柄の内側の部分で、ほのかな苦みとアーティチョークに似た独特の風味があります。イタリア・スペイン・フランスなど南欧料理では、バーニャカウダの具材やグラタン・スープの食材として伝統的に使われます。
栄養面ではカリウム・カルシウム・食物繊維・ポリフェノールを含み、肝臓保護作用があるとされるシナリンという成分が含まれることでも注目されます。日本では栽培・流通ともに限られていますが、欧州ではイタリア北部の在来野菜として地理的表示保護を受けた品種もあります。
使い方・例文
イタリア料理の食材として「カルドンのグラタン」や「バーニャカウダの野菜」として登場するほか、大型の草姿からガーデニングでも観賞用に植えられることがあります。
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