カルカソンヌの歴史城塞都市とは?
かるかそんぬのれきしじょうさいとし
カルカソンヌの歴史城塞都市とは、フランス南西部に現存するヨーロッパ最大級の中世城塞都市で、二重の城壁と52の塔を持つ壮観な姿がユネスコ世界遺産に登録されています。
カルカソンヌの歴史城塞都市(Cité de Carcassonne)は、フランス南西部のオード県に位置する中世の城塞都市です。ローマ時代から要塞として機能してきた丘の上に築かれた城塞で、1997年にユネスコの世界遺産に登録されています。中世ヨーロッパの城郭建築の粋を集めた保存状態の優れた遺構として、世界的に高い評価を受けています。
城塞の最大の特徴は二重の城壁(クルタン)と52基の塔(ツール)で構成される堅固な防衛システムです。内壁と外壁の間には「リスト(歩廊)」と呼ばれる空間があり、攻撃を受けた際に守備側が機動的に対応できる設計になっています。全周約3キロメートルにわたる城壁は今も完全な形をとどめています。
歴史的にはローマ人の要塞に始まり、西ゴート族、フランク王国と支配者が変わり、12〜13世紀には南フランスのアルビジョワ十字軍(カタリ派に対する宗教戦争)の舞台ともなりました。フランス王国に組み込まれた後、13〜14世紀に現在の形に近い大規模な増築・強化が行われました。
19世紀にはフランスの建築家ヴィオレ=ル=デュクによる大規模な修復工事が実施され、現在の外観の多くはこの修復を経たものです。城塞内にはコンタル城や大聖堂が残り、現在も居住地区として人が暮らしています。
使い方・例文
フランス旅行でパリやモン・サン=ミシェルに並ぶ観光地として、カルカソンヌの城塞都市は中世の騎士や城塞に憧れる歴史好きの旅行者に人気のスポットです。
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