カポエイラとは?
かぽえいら
カポエイラとは、ブラジル発祥の武術・舞踊・音楽が融合した独自の身体表現であり、アフリカ系奴隷の文化から生まれた伝統芸能です。
カポエイラは、16世紀以降にブラジルへ連行されたアフリカ系奴隷たちが生み出した、武術・舞踊・音楽・哲学が一体となった総合的な身体文化です。
奴隷たちは支配者から武術の訓練を禁じられていたため、戦闘技術をダンスに見せかけて伝えたとされています。この背景から、カポエイラは「ジョーゴ(遊び)」と呼ばれる対話的な動きを特徴とし、直接的な打撃よりも流れるような回避・蹴り技・アクロバットの連続を重視します。
音楽はカポエイラの心臓部であり、ビリンバウ(弦楽器)を中心にアタバキ(太鼓)やパンデイロ(タンバリン)が奏でられ、演者はそのリズムに合わせて動きの速度や強度を調整します。流派は大きく二つに分かれます。
- カポエイラ・アンゴーラ:より伝統的で緩やかな動き、低重心の姿勢を重視
- カポエイラ・レジョナル:20世紀にマノエル・ドス・レイス・マシャードが体系化し、スピードとアクロバット性を高めた形式
2014年にはユネスコの無形文化遺産に登録され、現在は世界150か国以上に普及しています。格闘技としての実用性に加え、身体能力の向上や文化的アイデンティティの表現手段として世界中で実践されています。
使い方・例文
カポエイラの練習場「アカデミア」では、二人の演者が円形の空間「ホーダ」の中で向き合い、音楽のリズムに合わせて蹴りや倒立、回転技を織り交ぜながら攻防を展開します。
この用語をシェア
最終更新: