カペラとは?
かぺら
カペラとは、ぎょしゃ座で最も明るい恒星であり、全天でも有数の明るさを誇る実視連星(2組の連星系)です。
カペラ(Capella)は、ぎょしゃ座のα星(アルファ星)で、全天で6番目に明るい恒星(視等級約0.08等)です。地球からの距離はおよそ42〜43光年で、比較的近くに位置する明るい恒星の一つです。
カペラは実際には複数の星からなる複合連星系です。主要な2つの巨星(カペラAaとAb)が互いの重力で約104日の周期で公転しており、これが「カペラ」として見えています。この2つはいずれも太陽よりずっと大きく明るい黄色巨星で、表面温度は太陽と似ているものの直径は太陽の数倍から十数倍に達します。さらにその周囲には赤色矮星の連星(カペラHL)が存在することも知られています。
カペラは北天の星空では冬に特によく見える明るい星で、日本でも北の空に高く輝く星として観察できます。古代から航海や農耕の目安として親しまれ、ラテン語で「雌ヤギ」を意味するその名は星座神話にも由来します。黄色く輝く見た目から、ベガ(白)やシリウス(青白)と比べると温かみのある印象を与えます。
使い方・例文
カペラは冬の夜空で「明るい黄色の星」として天体観察の入門者にも見つけやすく、星座案内や天文雑誌で「ぎょしゃ座の一等星」として紹介される機会が多い恒星です。
この用語をシェア
最終更新: