カナダ・フランス語とは?
かなだふらんすご
カナダ・フランス語とは、カナダ、特にケベック州を中心に話されるフランス語の変種で、ヨーロッパのフランス語とは発音・語彙・表現が異なります。
カナダ・フランス語(仏語:Français canadien)は、カナダで話されるフランス語の総称で、特にケベック州・オンタリオ州・ニューブランズウィック州などを中心に約700万人以上が母語として使用します。
歴史的には17〜18世紀にニューフランスに入植したフランス人入植者の言語が、イギリス統治下でヨーロッパ本土から切り離されたまま独自に発展したものです。このため、現代フランス語では廃れた古い語彙や発音が保存されている一方、英語から借用した語彙も多数含まれます。
主な特徴として以下が挙げられます。
- 発音:「ti」「di」の音が「tsi」「dzi」のようにアフリケート化する
- 語彙:英語由来の独自借用語(例:「char」=車)が多い
- 文法:口語では代名詞の省略や語順の違いが見られる
- 保守性:古いフランス語の語形が残存している
ケベック州ではフランス語が公用語であり、文化的・政治的アイデンティティと密接に結びついています。標準フランス語との差異は単なる方言を超えた「別の変種」として学術的にも認められており、フランス語圏の多様性を示す重要な事例です。
使い方・例文
ケベック・フランス語では「自動車」を「voiture」ではなく「char」と呼ぶことが多く、同じフランス語母語話者でもパリのフランス人とは異なる語彙が日常的に使われています。
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