オートクレーブとは?
おーとくれーぶ
オートクレーブとは、高圧水蒸気を用いて高温・高圧状態を作り出す装置で、医療器具や培地の滅菌・高圧合成に使われます。
オートクレーブ(Autoclave)は、密閉容器内を高圧水蒸気で満たすことにより、通常の大気圧では達成できない高温・高圧の環境を実現する装置です。「自動(auto)」と「鍵(clave)」を組み合わせた名称で、容器が圧力によって自動的に密封される仕組みに由来します。
最も一般的な滅菌用オートクレーブは、121℃・2気圧(約200kPa)の飽和水蒸気に15〜20分間さらすことで、あらゆる微生物(細菌・芽胞・ウイルス)を確実に死滅させます。乾熱滅菌に比べて低温・短時間で滅菌できるのが利点です。
オートクレーブの主な用途は次のとおりです。
- 医療・歯科:手術器具や注射針、歯科器具の滅菌
- 微生物学・生命科学:培養培地、実験器具、廃棄物の滅菌
- 材料科学:炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の硬化成形(航空機部品など)
- 食品産業:缶詰やレトルト食品の加熱殺菌(レトルト釜)
産業用の大型オートクレーブは飛行機の翼や胴体パネルなど大型複合材料の成形にも使われます。安全装置として圧力逃し弁や自動ロック機構が設けられており、適切な操作規程の遵守が求められます。
使い方・例文
歯医者や病院で使用後の器具をオートクレーブに入れて滅菌処理する場面が、日常で最も身近なオートクレーブの使用例です。
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