オットセイとは?
おっとせい
オットセイとは、アシカ科に属する海産哺乳類で、北太平洋・南半球の寒流域に生息し、密な下毛を持つ毛皮が特徴で、かつては毛皮目的の乱獲で個体数が激減した動物です。
オットセイは、食肉目アシカ科オットセイ亜科に分類される海産哺乳類の総称です。代表的な種はキタオットセイ(Callorhinus ursinus)で、北太平洋・ベーリング海を中心に分布します。南半球にもミナミオットセイ属の複数種が生息します。
オットセイとアシカは近縁ですが、オットセイには密な綿毛(下毛)からなる厚い毛皮があり、これが最大の区別点です。この優れた保温性を持つ毛皮が人間の商業的関心を集め、19世紀には乱獲によって個体数が激減しました。1911年には日本・ロシア・アメリカ・イギリスが「北太平洋オットセイ条約」を締結し、国際的な保護措置がとられた歴史があります。
生態については以下の通りです。
- 繁殖期に特定の島(繁殖地)に大群で集まる高い繁殖地回帰性を持つ
- 大型の雄が複数の雌を持つハーレム型繁殖を行う
- 魚類・イカ・甲殻類などを捕食し、長距離回遊を行う
- 後肢を後方に折り曲げて陸上を歩くことができる(アシカ科共通の特徴)
日本では北方領土周辺や北海道沿岸でも見られ、かつては「膃肭臍(おっとせい)」と漢字で表記されました。現在は国際的な保護のもとで個体数が回復しています。
使い方・例文
動物園の「海の哺乳類」コーナーや、北方領土・ベーリング海の野生動物を紹介するドキュメンタリーでオットセイが取り上げられることが多いです。
この用語をシェア
最終更新: