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エル・ジェムの円形劇場とは?

える じぇむの えんけい げきじょう

エル・ジェムの円形劇場とは、チュニジアに現存する古代ローマ時代の巨大円形競技場(コロッセウム)で、北アフリカ最大規模を誇るユネスコ世界遺産です。

エル・ジェムの円形劇場(Amphitheatre of El Jem)は、チュニジア中部のエル・ジェム(古代名:テュスドゥルス)に位置する古代ローマ時代の円形闘技場です。3世紀前半(おおむね230〜238年ごろ)に建設されたと考えられており、当時の地中海世界でも有数の規模を誇りました。

この劇場はローマ帝国のコロッセウム(ローマ)に次ぐ規模とされ、収容人数はおよそ3万5000人に及んだと推定されています。外壁は3層構造のアーケードで構成され、良質な石灰岩を用いた堅固な造りが約1800年後の現代でも保存状態のよい姿を残す要因となっています。

競技場では古代ローマの娯楽として剣闘士(グラディエーター)同士の戦いや、野生動物との闘いが行われたと考えられています。その後、3世紀の内乱では要塞として転用され、7世紀のアラブ軍侵攻の際に一部が破壊されたという歴史があります。

エル・ジェムの円形劇場の主な特徴は以下の通りです。

  • 北アフリカ最大のローマ円形劇場
  • 外壁の大部分が現存する優れた保存状態
  • 地下に剣闘士や動物を収容した通路・部屋の遺構
  • 現在も夏季に音楽祭の会場として利用

1979年にユネスコ世界遺産に登録されており、チュニジアを代表する観光スポットのひとつです。

使い方・例文

エル・ジェムを訪れると、周囲に何もない平原に突然現れる巨大な円形劇場の外壁に圧倒され、古代ローマの建築技術の高さを実感できます。

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