エルグとは?
えるぐ
エルグとは、砂丘が広範囲に広がる砂砂漠の地形区分のことで、サハラ砂漠などに見られる砂の海とも呼ばれる景観を指します。
エルグ(erg)とは、砂丘が広大な面積にわたって連続して広がる砂砂漠の一形態を指す地形学用語です。アラビア語・ベルベル語に由来し、「砂の海」とも表現されます。英語では「sand sea(砂の海)」と同義で使われることもあります。
砂漠はすべてが砂で覆われているわけではなく、地形によっていくつかに分類されます。
- エルグ(erg):砂丘が広がる砂砂漠。砂漠面積の約20〜25%を占める
- ハマダ(hamada):岩石が露出した岩石砂漠
- レグ(reg):砂礫が覆う礫砂漠
エルグを構成する砂丘には、風の向きや砂の供給量によってさまざまな形態が生まれます。三日月形のバルハン砂丘、砂が縦長に連なるセイフ砂丘、複合的なスター(星形)砂丘などが代表的です。砂丘の高さは数メートルから100メートルを超えるものまであり、風によって常にゆっくりと移動しています。
サハラ砂漠最大のエルグとして知られるアルジェリアのグランドエルグオクシダンタル(西大エルグ)は、数万平方キロメートルにもわたる規模を誇ります。エルグは観光・映画ロケ地としても有名で、砂漠の象徴的な景観として映像・写真でよく取り上げられます。
使い方・例文
サハラ砂漠ツアーでは広大なエルグの砂丘をラクダで越える体験が人気で、地平線まで続く黄金色の砂の波が広がる光景は「砂の海」そのものです。地理の授業や砂漠地形の解説でもよく登場する用語です。
この用語をシェア
最終更新: