ウバザメ科とは?
うばざめか
ウバザメ科とは、世界最大級のサメであるウバザメを含む科で、巨大な口でプランクトンを濾し取りながら泳ぐ温和な大型魚として知られます。
ウバザメ科(学名:Cetorhinidae)は、ネコザメ目に分類される軟骨魚類の科で、現生種としてウバザメ(Cetorhinus maximus)1種のみが含まれます。ウバザメはジンベエザメに次いで世界で2番目に大きな魚類とされ、成体の体長は平均6〜8メートル、大型個体では12メートルに達することもあります。
最大の特徴はその摂食方法で、巨大な口を大きく開けたまま低速で泳ぎ、鰓(えら)に生えた鰓耙(さいは)と呼ばれる特殊な構造でプランクトンや小型魚を濾過して食べます。1時間あたり約2,000トン以上の海水を濾過する能力を持つとされています。歯は非常に小さく、捕食者としての脅威はほぼありません。
北大西洋や北太平洋などの温帯〜冷水域の表層に生息し、プランクトンが豊富な季節には海面近くで群れをなして泳ぐ姿が観察されます。冬季にはより深海へ移動し、冬眠に近い状態で代謝を落とすと考えられています。繁殖については不明な点が多く、卵胎生であることは分かっていますが、出産の観察例は極めて少ないです。
かつては肝油を目的とした漁業の対象でしたが、現在はIUCNレッドリストで危急種(VU)に指定されており、多くの国で保護されています。
使い方・例文
ダイビング雑誌や海洋ドキュメンタリーで「のんびりと口を開けて泳ぐ巨大ザメ」として紹介される場面が典型的で、ウバザメ科という分類名はその際の解説文に登場します。
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