ウィワクシアとは?
うぃわくしあ
ウィワクシアとは、約5億年前のカンブリア紀の海に生きた小型の軟体動物様の無脊椎動物で、カナダのバージェス頁岩から化石が発見された古生物です。
ウィワクシア(Wiwaxia corrugata)は、約5億年前のカンブリア紀中期に生息していた海生の無脊椎動物で、カナダのブリティッシュコロンビア州にあるバージェス頁岩から発見された代表的なカンブリア紀生物のひとつです。
ウィワクシアの体は全体的に楕円形で、背面には硬いスクレライト(骨片)が鱗のように並び、さらに上部には長い棘(とげ)が何本も突き出した独特の形態をしています。体長は数センチメートル程度とされています。主な特徴は以下の通りです。
- 背面を覆う鱗状のスクレライトが捕食者からの防御に機能したと考えられています。
- 腹面は軟らかく、海底をはいずり回るように移動していたと推測されています。
- 口の構造から海底の微生物や有機物をこそぎ取って食べていたと考えられています。
- 分類上の位置づけは長年議論されており、環形動物(ゴカイの仲間)に近いとする説や軟体動物の祖先形質を持つとする説があります。
ウィワクシアはカンブリア紀の「生命の爆発的多様化」を示す生物のひとつとして、古生物学・進化生物学の研究で重要な位置を占めています。現在の動物門のどれにも収まらない独特の体制を持つことが、カンブリア紀の多様性の豊かさを物語っています。
使い方・例文
「カンブリア紀の生物を特集した展示で、ウィワクシアの復元模型を見たが、背中の棘と鱗のような構造がとても奇妙な形をしていた」というように、古生物の展示や進化の歴史を語る文脈で登場します。
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