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ディキノドンとは?

でぃきのどん

ディキノドンとは、約2億5千万年前の古生代ペルム紀に栄えた大型の草食性単弓類(哺乳類型爬虫類)で、大絶滅を生き延びた代表的な動物群です。

ディキノドン(Dicynodont)は、古生代後期(ペルム紀中期)から中生代三畳紀かけて生息した単弓類の一グループです。名前はギリシャ語で「二本の犬歯」を意味し、上顎に発達した一対の牙(犬歯)を持つことが最大の特徴です。その他の歯は退化し、代わりに角質のくちばしで植物をすり潰して食べていたと考えられています。

体形はカバやトカゲを組み合わせたような独特の姿で、体長は種によって数十センチメートルから数メートルに及ぶものまで多様でした。前肢は頑丈で、地面を掘る行動に適した骨格を持つ種も多く見つかっています。

ディキノドン類は約2億5200万年前のペルム紀末大量絶滅(史上最大規模の大絶滅)を乗り越えた数少ない動物群の一つであり、三畳紀初頭には陸上動物の生態系を支配するほどの繁栄を見せました。この時期の地層からは大量の化石が産出しており、絶滅後の生態系回復を研究する上で重要な指標化石となっています。

最終的にはおおむね三畳紀末(約2億年前)に絶滅したとされていますが、一部の研究ではジュラ紀まで存続した可能性も示唆されています。哺乳類の祖先グループに近い位置に分類され、陸上脊椎動物の進化史を語る上で欠かせない存在です。

使い方・例文

南アフリカやロシアのペルム紀の地層からは、ディキノドンの化石が大量に産出しており、古生物学の入門書でもよく取り上げられます。自然史博物館の古生代展示コーナーで復元骨格を見ることができます。

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